ヴィクトール・フランクルの名言からの学び。[謙虚になる勇気 ]

フランクル 画像世界の偉人の名言

それでも人生にイエスと言う。

オーストリアの心理学者ヴィクトール・フランクル。

心理学の三大巨匠といわれるフロイトユングアドラーに並ぶ心理学の権威であり、代表的な著書である「夜と霧」は世界的でベストセラーとなり、アメリカでは「私の人生に最も影響を与えた本」でベスト10入りした唯一の精神医学関係の本となりました。

今日はそんなヴィクトール・フランクルの名言を紹介し、その言葉たちからの学びである「謙虚になる勇気」について考察しました。

フランクルてどんな人?

  • 早熟な思想家
  • フロイトとアドラーに学ぶ
  • ホロコーストにより収容所へ
  • 夜と霧の出版
早熟な思想家

フランクルは1905年にオーストリアの首都ウィーンに生まれます。父親は国家公務員で厳格な性格な人でした。

フランクルは3歳の時に将来医者になろうと決意し、4歳の頃には「人間の生きる意味」を考えていたという驚くべき早熟な子どもでした。

高校生の時には心理学を専攻し、その授業の中で扱われたジークムント・フロイトに興味を持ったフランクルはそのフロイトに手紙を書きました

その時すでに精神分析の権威でもあったフロイトですが、高校生の突然の手紙にすぐに返事を返し、その後も文通という形で二人の交流は続いていきました

フロイトとアドラーに学ぶ

しかしフランクルは次第にフロイトの決定論のような理論に疑問を抱くようになります。そしてその後ウィーン大学の医学部に進学し、アイリンアドラーが創設した個人心理学会のメンバーとなります。

心理学の三大巨匠と言われるユング、フロイト、アドラーの内の2人と関わりを持ったフランクル。しかし時間が経つにつれアドラーの教えにもまた疑問を持ち始めます

フランクルがアドラー、フロイトの二人の思想に感じた疑問は、心の中に比重を置いた深層心理分析にかたよっている点でした。アドラーに異論を唱えたことで二人は決別し、その後フランクルは独自の道を開拓してくこととなります。

ホロコーストにより収容所へ

24歳になったフランクルはうつ病の若者のための相談所をつくります。相談所は評判を呼び、ヨーロッパ6都市にまで設立され、フランクルは講演会なども行いました。

しかし1936年に第二次世界大戦が始まるとヒトラー率いるナチスがヨーロッパで猛威をふるいます。ユダヤ人だったフランクルは家族と共に収容所へ送還されてしまいました。

最初の収容先はテレージエンシュタット収容所で、そこで2年間過ごすこととなります。そして1944年にホロコーストで最大の犠牲者を出したアウシュヴィッツに収監され、そこでガス室に行かない選別を受けたフランクルは3日後にまた別の収容所、ダッハウ収容所へと送られます。

その後ヒトラーの自決によりドイツは降伏し、フランクルも約3年間にわたる収容生活から解放されました。

夜と霧の出版

しかしフランクル以外の家族はこの期間で全員収容所で亡くなり、フランクルはどん底の状況からのスタートとなりまいした。

それでも再び医師として働き始め、収容所の経験をもとに書かれた「夜と霧」は世界中でベストセラーとなり60年以上にわたり読み継がれています。日本でも東日本大震災の後に多く読まれた本の一つとしても有名です。

その後は心理療法で有名なロゴセラピーを生み出し、晩年は失明しながらも精力的に講演活動を行い自身の体験を世界中に伝えていきました。

そして1997年、92歳でヴィクトールフランクルは息を引き取りました。

ヴィクトール・フランクルの言葉

フランクル イラスト

あなたが人生に絶望しようとも、人生があなたに絶望することはない。何かや誰かのためにできることがきっとある。時があなたを待っている。

祝福しなさいその運命を。信じなさいその意味を。

どんな時も、人生には意味がある。どんな人のどんな人生であれ、意味がなくなることは決してない。だから私たちは、人生の闘いだけは決して放棄してはいけない。

あらゆるものを奪われた人間に残されたたった一つのもの、それは与えられた運命に対して自分の態度を選ぶ自由、自分のあり方を決める自由である。

真の勇気が試されるのは逆境のときではない。幸運なときどれだけ謙虚でいられるかで試される。

いくらすばらしい技術があっても人は癒せない。人間的な触れ合いと愛の交流がなければ。

自分を忘れたとき、本当の自分を発見する。本当の自分を表現するとき、自分はいなくなる。

言葉から見た、フランクルてこんな人!

自由を手にした人

フランクルの言葉、また彼の思想で重要視されているのが、自分たちにあたえられた運命や環境に対する「態度」です

フランクルは収容所という人間として扱われない想像を絶するような環境で、同じ民族同士争う人もいれば、自分を顧みず他人にパンを分け与える人もいる様々な様相を目の当たりにします。

過酷な状況でも、そこでどう生きるかの人間のあり方だけは誰にも奪えないものであると、フランクルは身をもって体験しました。

彼はそれを最後の自由と表現し、そして人としての決断の大きさを伝えてくれています。

ユダヤ人として生き、理不尽な迫害の中、家族を失う過酷な運命を背負いながらもその人生を受け入れ自由を手にした人。それがヴィクトール・フランクルでした。

フランクルの名言からの学び。[謙虚になる勇気 ]

人間性が問われるのは成功した時

フランクルの名言の中で印象的だったのが「真の勇気が試されるのは逆境のときではない。幸運なときどれだけ謙虚でいられるかで試される。」という言葉でした。

「サクセスストーリー」「どん底からのスタート」という言葉もあるように、人は誰しも何もないところからスタートし、時には失敗を経験しながら、成長していきます。

失敗した後の行動はある意味シンプルです。

選択肢も特にないから一心不乱に上を目指して登る。しかし、成功し色々なものを手に入れた時は、選択肢も増え、できることも多くあります。

そんな時に問われるのが内面的な人格であり、謙虚さであるとフランクルの言葉に触れ感じました。そして成功し続ける多くの人はこの謙虚さを忘れていない人だとも感じさせられます。

人間性が問われるのは成功した時

絶望の体験をもとに人間のあり方を伝え続けた偉大な心理学者ヴィクトール・フランクルの名言からそれを学びました。

関連のある人

アルフレッド・アドラー

ユダヤ人心理学者。個人心理学を提唱し、フランクルは一時期アドラーの個人心理学会のメンバーだった。

今日の英語

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modest・・・謙虚

attitude・・・態度

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