デビッド・ベッカムの名言からの学び。[心の練習の大切さ]

デビッド・ベッカムの名言からの学び。[心の練習の大切さ]のイラスト5偉人の名言

僕の夢はかなった。なぜならいつも家族のそばにいられるからね

イングランドのサッカー選手、デビッド・ベッカム

精度の高いフリーキックやロングキックを武器に、FIFA最優秀選手賞では2位に2度も選出されるなど世界的に活躍したイングランドの名プレーヤーです。名門クラブ、マンチェスターユナイテッドでキャリアをスタートさせると、スペインのレアル・マドリード、イタリアのACミランなどでも活躍し、38歳で現役を引退しました。

今回はそんなデビッド・ベッカムの名言を紹介し、その言葉たちからの学びである「心の練習の大切さ」について考察します。

デビッド・ベッカムとは?どんな人? 生い立ち・生涯・経歴を紹介

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  • 労働階級の家庭に生まれる
  • 13歳でマンチェスターユナイテッドに入団
  • 背番号7番を引き継ぎチームの象徴に
  • 銀河系軍団レアル・マドリードへの移籍

労働階級の家庭に生まれる

デビッド・ベッカムは1975年にイギリスのロンドンで生まれます。父は配管工として働き、母は美容師の仕事をしていました。

父親は名門サッカークラブ、マンチェスターユナイテッドの大ファンで、ベッカムは幼い頃からそんな父の影響を受け、サッカーを始めます。

ベッカムが2歳の頃から父親はトレーニングセッションに彼を連れて行っていました。そして7歳の時にベッカム は地元のサッカークラブに入団すると3年間で115試合出場、101得点を記録するなど幼くしてその才能を開花させていきます。

13歳でマンチェスターユナイテッドに入団

また11歳の時にはナショナルスキルコンテストで優勝すると、いくつかのサッカークラブがベッカムに注目し、その中には憧れのマンチェスターユナイテッドもありました。

そして13歳の時にユナイテッドのアカデミー生として契約を結びます。アカデミー時代にはFAユースカップで優勝するなど、着実に成長を続けたベッカムは17歳でトップチームデビューを果たします。

デビュー後は周囲に故障者が多かったことや、当時の監督アレックス・ファーガソンが若手を積極的に起用していたこともあり、だんだんと出場機会も増えていきました。

背番号7番を引き継ぎチームの象徴に

そして21歳の時にむかえた1996年のシーズンではエースナンバーの10番を与えられ、不動のレギュラーとして活躍。チームはプレミアリーグ制覇、ベッカム自身もPFA年間最優秀若手選手賞(イングランド国内で23歳以下、そのシーズン最も活躍した選手に与えられる賞)も受賞します。

翌年にチームのレジェンドであるエリック・カントナが引退を発表し、ベッカムは彼がつけていたチームの象徴とも言えれる背番号7番を引き継ぎます

チームの顔として活躍を続けたベッカムは1998年のシーズンではバロンドールとFIFA最優秀選手賞で2位に選出されるなど世界的なプレーヤとなっていきます。

銀河系軍団レアル・マドリードへの移籍

その後2003年にはスペインの強豪レアル・マドリードに移籍します。レアル・マドリードには当時の世界最高の選手と言われていたフランスのジダンやブラジルのロナウドなどスター選手が揃い、銀河系軍団と呼ばれていました。

4年間レアル・マドリードに所属したベッカムは2007年にアメリカのロサンゼルス・ギャラクシーに移籍します。ロサンゼルスには5年ほど在籍し、またその間にイタリアのACミランでもレンタル移籍でプレーしました。

そして2013年に最後のクラブとなるパリ・サンジェルマンに移籍します。5ヶ月の契約でしたが、ベッカムは年俸のすべてを地元の慈善団体へ寄付すると発表します。そして2013年5月18日に現役を引退、現役最後のゲームではアシストを記録し、最後はスタンディンオベーションで見送られました。

デビッド・ベッカムの名言

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ぼくがロングシュートを決めると、よく人々はまぐれだと言うが、それは違う。ぼくは小さい頃からロングシュートを撃つ練習をしてきた。

僕の秘密は、練習だ。もし何か人生で特別なことを実現したければ、ひたすら頑張って、頑張って、そして、もっと頑張ることだというのが、僕の昔からの信念だ。

みんなと同じようではダメだ。ほとんどの人は夢を諦めてしまうからね。みんな失うことを受け入れてしまうんだ。

人生において勝利を得る方法はいろいろとある。しかし、苦労を伴わずしてそれを得ることはできない。

戦争とサッカーは別物だ。僕が考えているのは、親を失った子供、子供を失った親のこと。そのような人たちの力になってあげたいと思う。サッカーの試合に勝つことで彼らに微笑みを与えることができるのなら、ぜひともそうしたいと思う

くよくよはしない。前を向いて進むだけだ。それも過去何年間もの間に築かれた成功の理由の一端なのだ

何かを必死でやりたいと思えば、道は開けていくものだ。

言葉から見た、デビッド・ベッカムてこんな人!

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懸命な貴公子

華麗なフリーキックやロングパスで人々を魅了した超一流サッカー選手デビット・ベッカム。彼は端正なルックスのため、サッカー以外でも注目されることが多い選手でした。

日本でも2002年開催された日韓ワールドカップでは、当時ベッカムがしていたソフトモヒカンの髪型「ベッカムヘア」が大流行し、多くの男性が真似をしていたのを覚えています。

そんな華やかなイメージの強いベッカムですが、意外にも試合全体を見た彼のプレーはとても地味な印象を受ける人も多いです。相手よりもより多く走り、ディフェンスし、チームのために献身する。それがベッカムのもう一つのプレーヤとしての姿です。

一つのパスやフリーキックの間には「泥臭い」と呼ばれるプレーがいくつもあり、そしてベッカムはそんな泥臭いプレーでも懸命に取り組んでいました。

何かを必死でやりたいと思えば、道は開けていくものだ。

ベッカムは高いキック精度を持っていますが、それだけで一流の選手になれたわけではありません。特段足が速いわけでも、ドリブルが上手いわけでも、キープができる選手でもなかったベッカムには、それを補う豊富な運動量と献身的なプレーがあったことも、世界的なプレーヤーになれた大きな要因だと感じさせられます。

懸命な貴公子。それがデビット・ベッカムという人でした。

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前向きな心のトレーニング

今回のデビッド・ベッカムの名言で印象的だったのが「くよくよはしない。前を向いて進むだけだ。それも過去何年間もの間に築かれた成功の理由の一端なのだ」という言葉でした。

人は失敗すると過去を振り返り、反省します。反省だけで終わればいいのですがどうしても色々と悩んでしまい、終いには自信をなくし自暴自棄に陥ってしまうことも少なくありません。

人間は失敗する生き物。と定説のように言われたりしますが、人として生きている以上失敗はどうしてもつきもので、大事なのはその後の行動です。

「論理で説明できる成功はないが、論理で説明できない失敗はない」という言葉もありますが、失敗には必ず理由と、そして学びがあります。

反省とくよくよ悩むは違います。

反省には学びがありますが、くよくよ悩んだところで学びも答えはありません。過去の失敗から学び、それをどう未来に生かしていくのか。

当たり前のことですが過去には戻れません。前しか向けない状況なのだから、懸命に前だけを向いて行動する。そんな「心持ち」になれるように努力する、常に自分の良心と対話し、心を前向きにするトレーニングをする

ベッカムは小さい頃からひたすら誰よりもロングキックの練習を繰り返し、キックのスペシャリストになりました。

自分の心が前を向き続けるように、今日も前向きなことを考え行動するそんな心の練習の大切さをベッカムの言葉に触れて学ことができました。

デビッド・ベッカムの著書紹介

今日の英語

  • afforestation・・・植林