アンパンマンは名言だらけ!主題歌から生きる意味を考える

アンパンマンの画像偉人の名言

現代に生きる日本人で知らない人はきっといない。そう思うくらい国民的なキャラクターであるアンパンマン

子どもを夢中にさせるアンパンマンですが、実は大人にこそ、とても響く言葉名言がちりばめられています。シンプルな物語、キャラクターとのギャップがすごい。

そんな深すぎる名言、言葉を紹介します。

最初は嫌われ者? アンパンマンのザックリまとめ

アンパンマンの名言からの学びのイラスト1
  • 0〜2歳児に圧倒的な支持
  • 1969年に誕生。最初は普通の人間!
  • 全然売れなかった不遇の時代
  • 1988年にアニメスタート。国民的キャラクターに

0~2歳児に圧倒的な支持

アンパンマンに対するの子ども達の支持は絶大的です。

みんな好きだって言っているよ〜」みたいな根拠のない言葉は苦手ですが、僕の友人の子どももみんな好き。本当に。不思議なくらい。。。

特に0~2歳児までにすごく人気らしく、その理由はいろいろ語られていますが、(キャラクターが単純、物語がシンプル・・・・などなど)ですがそんなことを子どもが論理的に説明できるはずもなく、全てが大人の推測です。

でも子どもが好きであることは事実としてあり、その支持率は異常なほどです。

1969年に誕生。最初は普通の人間!

そんなみんな大好きなアンパンマンは今から50年前の1969年に漫画家のやなせたかしさんによって連載されていた漫画でした。

当初のアンパンマンは大まかな設定は一緒なものの、なんと普通の人間でした! マントを付けたお兄さんがお腹を空かせた子どもにアンパンを配るお話。

そこから形を変え、現在のキャラクターになりました。

全然売れなかった不遇の時代

最初は全く売れなかったというアンパンマン。

図書館とかに絵本があると思うのですが、初期のアンパンマンはアニメとかけ離れた結構暗いトーンでした。空腹な子どもに自分の顔をちぎってあげる様子とかが結構シュール。

実際アンパンマンの企画を編集社に持ち込んだときもこんなみっともない主人公では受けない。と即却下され、売れないのは悪です。とまで言われるくらい世間の風は冷たかったのです。

その後子ども向けに改良、絵本にしましたが、顔をちぎったアンパンマンの顔はグロテスクで、大人の反応はイマイチでした。

しかしそんな中、子どもたちの反応だけは違いました。幼稚園に置かれていたアンパンマンの絵本はボロボロになるまで読まれていたと言います。それを見た担当の人がアニメ化することを決断します。

1988年にアニメスタート。国民的キャラクターに

1988年にアニメがスタートしたアンパンマンは爆発的にヒットし、世の子どもたちを釘付けにしました。

それは現在までも衰えることなく、常に児童アニメの代名詞として存在しています。

アンパンマンの名言

アンパンマンの名言からの学びのイラスト4

そうだ 嬉しいんだ生きる喜び たとえ胸の傷が痛んでも。

何の為に生まれて 何をして生きるのか 答えられないなんてそんなのは嫌だ。

今を生きることで 熱いこころ燃える だから君は行くんだ微笑んで。

何が君の幸せ 何をして喜ぶ 解らないまま終わる そんなのは嫌だ。

忘れないで夢を こぼさないで涙 だから君は飛ぶんだ何処までも。

そうだ 恐れないでみんなの為に 愛と勇気だけが友達さ。

時は早く過ぎる 光る星は消える だから君は行くんだ微笑んで。

そうだ 嬉しいんだ生きる喜び たとえどんな敵が相手でも。

嗚呼 アンパンマン優しい君は 行け!みんなの夢守る為。

名言はアンパンマンの主題歌「アンパンマンのマーチ」

アンパンマンの名言からの学びのイラスト2

ほとんどの人は気付いたと思うのですが、紹介した言葉はアンパンマンのオープニング主題歌、「アンパンマンのマーチ」の歌詞を順番に書いただけなんです。はい。

作詞は原作者でもあるやなせたかしさんが書かれたもので、初放送から現在まで変わらず使用されている曲です。

この歌詞が実に深い。。。

あのホンワカしたアニメーションにかき消されがちですが、ものすごく本質的なことを語っています。

戦争の時代を生きたやなせさんは、自身も中国に出兵し、戦争は正義であることを信じて戦いました。しかし、日本が敗戦すると、その正義が一変し悪魔の軍隊と呼ばれるようになりました。

正義のための闘いなんてどこにもないのだ
正義はある日突然反転する
逆転しない正義は献身と愛だ。
目の前で餓死しそうな人がいるとすれば
その人に一片のパンをあたえることだ。

と、やなせさんは悟り、そこからアンパンマンが生まれ、この歌詞が生まれたのです。

そんな経験をしたやなせさんだからこそ書けたこの言葉たちは自然と人間の本質を表しているのでしょう。

アンパンマンの名言から学ぶ、生きる意味

アンパンマンの名言からの学びのイラスト3

何の為に生まれて、何をして生きるのか、答えられないなんてそんなのは嫌だ

日本は豊かな国です。

物があふれて、欲しいものは何でも手にはいると言われて久しいくらいです。物質的な豊かさは手に入れられても、人は幸福にはなれない

毎日のように流れる悲惨なニュースを見ると、現在の日本はそれを証明していると感じます。

本当に大切なものとは。

何のために生まれ、何をして生きるのか。

それは現在の飢餓から解放された国の人たちに問われている課題だと感じます。

3.11の震災の時にラジオで一番リクエストがあり、一番流れた曲がこのアンパンマンのマーチでした。僕自身もそのとき東北にいたので、感じた揺れは今でも鮮明に覚えています。

絶望にくれながらも多くの人に勇気と希望を与えた一つの歌詞が、今、生きている僕らに大切な問いを与えてくれている気がします。

命を無駄にしない生き方を考え、行動していかないといけない。

そんな壮大な生きるテーマ

アンパンマンから学びました。

アンパンマンに関連ある偉人の名言

バラード風にカバーされているアンパンマンのマーチ

バラードになるとまた違った形で歌詞の意味が伝わってきます。

お二人とも素敵な歌声。

今日の英語

  • for what・・・・何のために
  • live・・・・生きる