アンドレス・イニエスタの名言からの学び。[内側の想いを大切に生きる]

アンドレス・イニエスタの名言からの学び。[内側の想いを大切に生きる]のイラスト1 世界の偉人の名言

サッカーでは完璧などというものは存在しないんです。

スペインのサッカー選手、アンドレス・イニエスタ。

スペインの強豪クラブ、FCバルセロナでキャリアを積み重ね、バルセロナの黄金期の一員として数々のタイトル獲得に貢献します。スペイン代表でも2010年ワールドカップ決勝でゴールを決めるなど初優勝に導く活躍をしました。

今回はそんなアンドレス・イニエスタ名言を紹介し、その言葉たちからの学びである「内側の想いを大切に生きる」について考察します。

アンドレス・イニエスタとは?どんな人? 生い立ち・生涯・経歴を紹介

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  • 幼少期からサッカーの才能を発揮
  • 18歳でトップチームデビュー
  • スペインのワールドカップ初優勝に貢献
  • 日本のヴィッセル神戸に移籍

幼少期からサッカーの才能を発揮

アンドレス・イニエスタは1984年にスペインのフエンテアルビージャという街で生まれます。父親は若い頃、地域リーグなどでサッカーをしていたこともありイニエスタは幼少期からサッカーに親しんでいました。

8歳の時に地元のサッカークラブ、アルバセテ・バロンピエの入団テストに合格し、その頃から才能が際立っていたイニエスタは12歳の時に出場した全国大会で周りを唸らせるプレーを連発、一気に注目されます

その後いろいろなクラブから下部組織加入のオファーを受けますが、当初イニエスタは家族と離れて別の場所で暮らすことに難色を示していました。それでもより良い環境でサッカーをした方がいいという父親の思いを受け、最終的にはFCバルセロナへの入団を決意します。

18歳でトップチームデビュー

バルセロナの寮に入ったものの、寂しがりやだったイニエスタは極度のホームシックになってしまいます。そんなイニエスタのために両親は月に2回ほど彼のもとを訪れていたといいます。

そんなひとりの環境にも徐々に慣れ、真面目にサッカーに取り組んだイニエスタは15歳以下のユースチームでキャプテンを務め、ナイキプレミアムカップの決勝戦ではロスタイムにゴールを入れるなど大会最優秀選手に選ばれる活躍をしました

そして18歳の時にトップチーム昇格を果たします。2003年のシーズンではチームの中心選手だったシャビが怪我のため長期離脱してしまい、代役を任されたイニエスタは先発の出場の機会も徐々に増え、リーグ戦とチャンピオンズリーグ優勝に貢献しました。

スペインのワールドカップ初優勝に貢献

その後ライバルチームのレアル・マドリードがイニエスタの獲得に動いていると報道されますが、彼は「引退までバルセロナでプレーをしたい」と幼い頃から在籍しているチームへの想いを語っています。

2008年シーズンではグアルディオラ監督が就任し、それまでチームの中心であったロナウジーニョを移籍させるなど、チーム改革に取り組みます。そんな中、イニエスタはリオネル・メッシやシャビなど同様にチームの象徴的な選手となり、数々のタイトル獲得に貢献します。

2010年のFIFAワールドカップではイニエスタは代表でも中心選手として活躍し、スペインは順当に勝ち進みます。そしてオランダとの決勝戦では延長までもつれこみますが、延長後半11分にイニエスタがゴールを決め、スペインはワールドカップ初優勝を成し遂げます

日本のヴィッセル神戸に移籍

その後もバルセロナやスペイン代表で主力として活躍し、2015年にはシャビがバルセロナを退団したことによりキャプテンに就任します。2017年にはバルセロナでシャビに続いて通算400試合出場を達成しました。

その後バルセロナと生涯契約を結んだと発表しますが、2018年にヴィッセル神戸への移籍を決断します。バルセロナで最後となるレアル・ソシエダ戦では大々的なセレモニーともに多くのファンがその別れを惜しみました。

ヴィッセル神戸でも圧倒的な存在感でチームを牽引し、2019年の天皇杯ではキャプテンとして出場、そしてクラブ初のタイトル獲得に大きく貢献します。

アンドレス・イニエスタの名言

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大事なのは我々が今、進んでいる道を信じ、いろんな改善をしながら、その道を進むためにやるべきことを続けていくこと。

サッカー選手に限らず、どんな仕事をしていたとしても、人生において学び続けることはとても大切なことだと思う。人間には常に自分の中に成長する余地が残されていて、学び続ける姿勢こそが、その成長を促す唯一の手段だ。

どんな状況からでも何かを学ぶものだけど、チームの調子が悪い時は、より多くを得られると僕は考える

僕の周りにいた大人たちは謙虚で努力しなければ何も成し遂げられないといつも教えてくれた

チームメイト、監督、相手選手へのリスペクトを欠かさない事は心掛けている

サッカーは地域とスポーツに一体感をもたらす懸け橋になる

プレーの多くは内側から生まれてくる、直感的なものです。それが私のやり方なんです。

人間には自分でも想像もしないようなことができる瞬間があるものです。

言葉から見た、アンドレス・イニエスタてこんな人!

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謙虚に学ぶ姿勢を持った人

2021年現在、37歳となったアンドレス・イニエスタ。

大ベテランの年齢になってもサッカー選手としての衰えるどころか、さらなる成熟を遂げて日本のサッカークラブ、ヴィッセル神戸で活躍しています。

天才や神童と呼ばれるプレーヤーは毎年のように現れますが、しばらくすると名前を聞かなくなることは普通にあり、特別な才能を持った選手でさえ、トッププレーヤーとして活躍し続けるのは困難を極めます。

そんな厳しいサッカー界でイニエスタは18歳でプロデビューし、33歳でバルセロナを退団するまで常に世界のトッププレーヤーとしてパフォーマンスを維持し、37歳の現在もその存在は健在です。

彼のプレーに代表されるのが、とてもクリーンなプレースタイルです。サッカーは体をぶつけ合う激しいスポーツで試合中にヒートアップしてしまう選手は多いですが、イニエスタはどんな状況でも冷静にプレーしているのが印象的です。

チームメイト、監督、相手選手へのリスペクトを欠かさない事は心掛けている

サッカー選手に限らず、どんな仕事をしていたとしても、人生において学び続けることはとても大切なことだと思う。人間には常に自分の中に成長する余地が残されていて、学び続ける姿勢こそが、その成長を促す唯一の手段だ。

上記のイニエスタの言葉にもあるように彼が冷静でクリーンな選手でいられるのは、相手プレーヤーに対するリスペクトがあるからだと感じさせられます。またそれと同時にどんな状況でも謙虚に「学ぼう」という姿勢があるので、常に心は落ち着き、冷静な思考へと導いていけるのだと感じます。

謙虚に学ぶ姿勢を持った人。それがアンドレス・イニエスタという人でした。

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自分の中にいつも答えを持つ

常にどんな状況でも学ぼうという姿勢を大切にしていたイニエスタですが、「プレーの多くは内側から生まれてくる、直感的なものです。それが私のやり方なんです。」という言葉も残しています。

多くの事柄において「真似る」というのは成長するためにとても大切なことです。成功している先人からは技術をはじめ沢山の学びがあります。それをお手本にすることで、自分ひとりだけで取り組むよりも早く成長することができるのです。

しかし、この先人からの「学び」もいつかは限界をむかえるのだと思います

考えなければいけないのは先人と自分は違う人間ということで、彼らの成功体験は自分の成功に繋がるとはかぎらないのです。この時、意識すべきなのは自分の内側からの考え、感情、直感であるとイニエスタの言葉に触れて感じさせられました。

先人からの学びは重要ですが、それをどう自らに活かすのか常に考え、自分の感情を感じ取ることが必要で、他人に答えを求めるのではなく、自分の中にいつも答えを持つことが大切なのだと感じます。

自分の内側の想いを大切に生きる。そんな姿勢をアンドレス・イニエスタの名言から学ぶことができました。

アンドレス・イニエスタについての本の紹介

今日の英語

  • afforestation・・・植林