ナイチンゲールの名言からの学び。[成功とは地道な道である]

世界の偉人の名言

私は地獄を見た。私は決してクリミアを忘れない。

ロシアとウクライナとの間で、現在でも度々ニュースになるクリミア半島

領土問題により常に戦地にさらされたこの場所で看護婦として活躍し、クリミアの天使と呼ばれ人々から讃えられたのがフローレンス・ナイチンゲールです。

今日はそんなナイチンゲールの名言を紹介し、その言葉たちからの学びである「成功とは地道な道である」について考察しました。

ナイチンゲールてどんな人?

  • イギリス貴族のお嬢様として生まれる
  • 人のためになることをしたいと看護婦の道へ
  • クリミアの天使と呼ばれる
  • ナイチンゲール看護婦学校の設立
イギリス貴族のお嬢様として生まれる

1820年、ナイチンゲールはイギリスの裕福な貴族の次女として生まれました。生まれた時は両親の新婚旅行中でした。イタリアのフィレンツェにいる時に生まれたためフィレンツェの英語読みであるフローレンスという名前がつけられました。

貴族のお嬢様として育ったナイチンゲール。その暮らしはとても裕福なものでした。7歳の時には家庭教師から語学や歴史、美術や音楽など様々な教育を受けていました。

また9歳の時には父親がハンプシャー州の知事になり、貧困の人たちを助ける政治を目指していました。ナイチンゲールも、着るものや食べるものを持って貧しい人たちの家にお見舞いに行くなどの慈善活動をするようになります

当時の貴族や身分の高い人たちは、パーティーを開くことが習慣としてありました。しかしナイチンゲールはそのような社交場が苦手で、幼いながら「このような生活をしていていいのか?」という疑問を持ち始めました。

人のためになることをしたいと看護婦の道へ

人のためになることをしたい」そう強く願うようになったナイチンゲールは看護婦として病気の人に尽くすことを自分の一生の仕事にしようと、その道を神への祈りの中に見出しました。

しかし当時の看護婦は病人の召使いのような立場で、特に教育を受けてない人たちがつく仕事でした。病院もあまり設備が整っていない環境でもあったため、家族はナイチンゲールが看護婦になることに反対します。

そんな時に友人の紹介で陸軍大臣をしていたハーバート卿に出会います。看護婦になりたいナイチンゲールの意思を受けたハーバートはドイツのカイゼルスベルト病院で教育を受けることを勧めます。カイゼルスベルト病院で看護の勉強をした後、ナイチンゲールはロンドンの慈善病院に就職、総婦長にも選ばれました。

クリミアの天使と呼ばれる

そして1853年にイギリス、フランスなどの国とロシアとの戦いであるクリミア戦争が勃発、戦地では多くの兵士が傷つき犠牲になっていました。ナイチンゲールはそんな兵士たちを救おうとクリミアに行くことを志願します。

そんなナイチンゲールに感化され38名の看護婦が集まり、1984年にナイチンゲール一行は基地の病院であるスクタリに到着しました。しかし病院の中はとても不衛生で、病人は床で寝ているような劣悪な環境でした。

この病院内での死亡率は40%をこえていました。ナイチンゲールはまず衛生面を整え、また統計学を駆使し死亡原因などをデータで分析、それにより素早く最善の判断ができるよう環境整備を行いました。

また他の看護婦が寝静まっても1人で病室を見回り、病人を常に献身的に支えていました。そのような取り組みもありナイチンゲールが病院に来てからの死亡率は5%まで低下しました。そんなナイチンゲールを人々は「クリミアの天使」と呼んだと言います。

ナイチンゲール看護婦学校の設立

そして1856年にパリで平和条約が締結され、クリミア戦争は終わりました。ナイチンゲールは戦争が終わっても半年ほど病院に残り、最後の兵士が帰国するのを見送りました

その後国民の英雄としてイギリスに戻ったナイチンゲール。彼女への感謝の気持ちから多くの寄付が集まり、ナイチンゲール看護婦学校が建てられました。そしてその学校の卒業生たちは世界中の病院や看護学校の先生として活躍するようになります。

晩年は病気がちでほとんどベットの上で過ごしたナイチンゲール。最後は眠るように息をひきとり、90年の生涯を終えました。

ナイチンゲールの言葉

経験をもたらすのは観察だけなのである。

私が成功したのは、決して弁解したり、弁解を受け入れなかったからです。

どんな仕事をするにせよ、実際に学ぶ事ができるのは現場においてのみである。

進歩のない組織で持ちこたえたものはない。

私たちは、自分が誉められるためにではなく、私たちが選んだこの仕事に名誉をもたらし、それを前進させるために、心を打ち込んで事を成し遂げていこうではありませんか。

価値ある事業は、ささやかな、人知れぬ出発、地道な労苦、向上を目指す無言の、地道な苦闘といった風土のうちで、真に発展し、開花する。

天使とは、美しい花をまき散らす者ではなく、苦悩する者のために戦う者である。

言葉から見た、ナイチンゲールてこんな人!

人をいたわる暖かさと、物事を観察する冷静さを兼ね備えた人。

ナイチンゲールの「経験をもたらすのは観察だけなのである。」という言葉にもあるように、彼女の偉業を見ると現状を冷静に捉え分析し、最善の選択を選ぶようにしていたのだと感じさせられます。

結果には必ず原因がある。やみくもに取り組むのではなく、まずは何がその結果を引き起こしているのかをよく観察する必要があるのですね。病院内の死亡率を40%から5%までに行き下げたのも、彼女のたぐいまれな観察眼と行動力があったからでしょう。

ナイチンゲールは看護婦でありながら、イギリス統計学の先駆者としてイギリス王立統計学会の初の女性メンバーにも選ばれています。

人をいたわる暖かさと、物事を観察する冷静さを兼ね備えた人。それがフローレンス・ナイチンゲールという人でした。

ナイチンゲールの名言からの学び。[成功とは地道な道である]

成功の裏には気が遠くなる地道な道がある

今回のナイチンゲールの言葉で一番グッときた名言は「天使とは、美しい花をまき散らす者ではなく、苦悩する者のために戦う者である。」という言葉でした。

クリミアの天使と呼ばれ、讃えられたナイチンゲール。その後、看護婦を「白衣の天使」と呼ぶようになったのも、このナイチンゲールが由来です。

天使という言葉だとキレイで美しいイメージを抱きます。そしてナイチンゲールが成してきた偉業も一見だと、とても美しく清いものばかりです。しかし、現実を体験した彼女は地獄のような戦争下の環境で、自分の満足に看病できたことなど一度もなかったのではないかと感じます。

そんな劣悪な環境の中でも病人に寄り添い、尽くし続ける地道な行いができたから、人々に讃えられる偉業を成し得たのでしょう。

そんな大事の裏には気の遠くなる地道で苦悩の道があることを忘れてはいけない

最後まで病人に尽くし、戦場の天使となったナイチンゲールからそれを学びました。

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angel・・・・天使

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