人を動かすの名言|デール・カーネギーの本の名言からの学び

人を動かすの名言からの学びのイラスト本の名言

今回の本の名言で取り上げたのはアメリカの講師・作家のデール・カーネギーの世界的ベストセラーとなった著書「人を動かす」です。

デール・カーネギーは貧しい農家の家庭に生まれ、稼業を手伝いながら学生生活を送り、大学を卒業後はセールスマンなど様々な仕事を経験しながら、自分に適した仕事は教師の道であることを悟ります。後に大企業の社長までデールの話を聞きに来るほど彼の才能はそこで開花しました。

「人を動かす」は1937年に出版され、自己啓発書の元祖と称されるほどの名著です。初版から80年経った現在でも支持され、世界で1500万部以上を売り上げているといわれています。

この本はデール・カーネギーが自分の授業に教材として制作した資料15年分をまとめた内容とされ、様々な人々のエピソードを交えながら、人の心を動かす理論が展開されています。

自己啓発書の元祖と言われるだけあり、その内容の多くはhow to本のようなテクニカルなものではなく、人として生きる上で大切な本質的な内容になっています。

著者デール・カーネギーの紹介

デール・カーネギーは1888年にアメリカで生まれます。父親は農業を営んでいましたが、暮らしはとても貧しいものでした。

デールは早朝3時から牛の乳搾りをして学校に行くのが日課だったといいます。大学を卒業後は通信教育の販売や食肉のセールスマンなど職を転々とします。

しかし、自分が興味のない営業などの仕事を続けることが辛くなり、自分に合った仕事は?と自問自答した時に思いついたのが、小さい頃の夢であった教師の道でした。

一念発起したデールはそれまでの仕事を辞め、YMCAの夜間講座の講師になります。その後、彼の授業は人気を集め、大企業の社長まで聞きに来るようになります。そしてそんな授業の内容をまとめた著書「人を動かす」を発表すると、世界中でベストセラーとなりました。

その後も「道は開ける」などの代表作を残したデール・カーネギーは66歳でその生涯を終えました。

デール・カーネギーについてはこちらに詳しく書いています↓

人を動かすのあらすじ

「人を動かす」は大きく4つの章に分けられています。その一つ一つの章の中、人を動かすについての原則が様々な角度からいくつも展開されていきます。

デール・カーネギーの思想や理論をただ書いているのではなく、歴史上の人物や、彼がそれまで出会った人たちなどを例にだし、短いエピソードを交えながら原則、理論を語る。その流れを基本に、全体的まとめられています。

タイトルだけを見ると他人を操る方法などを連想してしまいそうですが、内容的には他人の考えや価値観を尊重しながら、自分の態度や行動、自分自身を変えていくという、共通思考を感じさせられました。

人を動かすの名言

他人の欠点を直してやろうという気持ちは、確かに立派であり賞賛に価する。だが、どうして自分の欠点を改めようとしないのだろう。他人を矯正するよりも、自分を直すほうがよほど得であり、危険も少ない。利己主義的な立場で考えれば、確かにそうなるはずだ。

人を非難する代わりに、相手を理解するように努めようではないか。どういうわけで、相手がそんなことをしでかすに至ったか、よく考えてみようではないか。そのほうがよほど得策でもあり、また、面白くもある。そうすれば、同情、寛容、好意も、自ずと生まれ出てくる。

人を動かす秘訣は、この世に、ただ一つしかない。この事実に気づいている人は、はなはだ少ないように思われる。しかし、人を動かす秘訣は、間違いなく、一つしかないのである。すなわち、自ら動きたくなる気持ちを起こさせること、これが、秘訣だ。

友を得るには、相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せることだ。

世の中の人は皆、幸福を求めているが、その幸福を必ず見つける方法が一つある。それは、自分の気の持ち方を工夫することだ。幸福は外的な条件によって得られるものではなく、自分の気の持ち方一つで、どうにでもなる。

幸不幸は、財産、地位、職業などで決まるものではない。何を幸福と考え、また不幸と考えるか、その考え方が、幸不幸の分かれ目なのである。たとえば、同じ場所で同じ仕事をしている人がいるとする。二人は、だいたい同じ財産と地位を持っているにもかかわらず、一方は不幸で他方は幸福だということがよくある。なぜか?気の持ち方が違うからだ。

親切、友愛、感謝は世のいっさいの怒声よりもたやすく人の心を変えることができる。

命令を質問の形に変えると、気持ちよく受け入れられるばかりか、相手に創造性を発揮させることもある。命令が出される過程に何らかの形で参画すれば、誰でもその命令を守る気になる。

人を動かすの名言からの学び

人を動かすの名言からの学びのイラスト2

相手のことを最大限に考え尊重する

この「人を動かす」は、全部で30原則にわたり、その内容が紹介されています。原則は様々な角度から展開されていますが、大まかにまとてみると、自分がどういう態度で接したら、相手はストレスなく能動的に動いてくれるか。ということに集約されていると感じました。

デール・カーネギーも「人を動かす秘訣は、この世に、ただ一つしかない。この事実に気づいている人は、はなはだ少ないように思われる。しかし、人を動かす秘訣は、間違いなく、一つしかないのである。すなわち、自ら動きたくなる気持ちを起こさせること、これが、秘訣だ。」

と語るように、相手がどんな気持ちで行動したくなるかは、自分の態度や言葉など、伝え方に大きく左右されると感じます。

それは言うなれば、相手に対する思いやりと心遣いです。

命令のような、ただ一方的な要求を投げかけたところで、気持ちよく行動に移せる人は少ないでしょう。まずは相手の立場や気持ちを想像し、言葉や態度に移していく必要があるのだと思います。

自分の想いを届かせるには、相手のことを最大限に考え、尊重することがまず大切なのだと、この本の言葉たちに触れて感じさせられました。

タイトルとURLをコピーしました