全盛期? これからだよ
日本サッカー界のレジェンド、キングカズこと三浦知良選手。
これは40歳手前でのとあるインタビューで答えた一言です。それから10年以上経ってもいまだに現役のプロ選手として活躍している姿を見ると、この言葉の凄さを感じさせられます。
今日は常に全盛期を更新している三浦知良選手の名言を紹介します。
三浦知良とは?どんな人? 生い立ち・生涯・経歴を紹介
15歳で単身ブラジルへ
静岡県出身のカズは全国大会優勝の名門、静岡学園高校に入学しますが、なんと8ヶ月で中退し、単身でブラジルに渡ります。
当時の監督からブラジルへの挑戦を99%無理だと言わますが、1%あるなら僕はそれを信じますと言い、旅立ちました。
そして現地でもがきながら、最終的にブラジルの名門クラブ、サントスFCと契約し、レギュラーとして活躍するまで登りつめます。(スゴすぎる・・・)
Jリーグ発足から活躍
1991年、日本で初めてのプロサッカーリーグとなるJリーグが発足されました。
日本のワールドカップ出場を目指していたカズはそのリーグ立ち上がりに合わせて帰国し、ヴェルディ川崎というラモスや武田など多くの日本代表を要していたチームに所属し、クラブの優勝だけでなく年間MVPやアジア年間最優秀選手賞など個人としても大きく活躍します。
日本人初のセリエAに移籍
1994年には当時の世界最高リーグと言われていたイタリアのセリエAに移籍。
ジャパンマネー目的のクラブの広告塔だの、技術的には通用しないなどと言う世間の声もあった中、カズは「通用しないからこそ行くんです」というどこまでも挑戦者の姿勢を持っていました。
いまだ現役!
イタリア以外にもクロアチア、オーストラリア、日本でも数々のクラブでプレーしているカズ。
驚きなのが現在(2019年)でもいまだ現役でいるという事実。年齢はなんと52歳です。。。(ハンパねっす。。)
サッカーは1試合で10キロ以上走るハードなスポーツです。僕もサッカーをやっていたからわかりますが、久々にやるとすぐ息切れするし、めちゃくちゃ苦しいです。それを50歳を超えてまで続けられるのは並大抵の努力じゃないと実体験を持って言い切れます。
日々の練習でどれほど自分を追い込んでいるのか、、、頭が下がります。。
三浦知良の名言
先輩方や自分たちが積み重ねてきたものがあって、今がある。今が素晴らしければ素晴らしいほど、過去の苦労の価値は高まっていく。
市選抜にも、県選抜にも、 東海選抜にも、選ばれなかった人間が後で世界選抜に選ばれたわけです
辛いときは練習ですよ。グラウンドで走って苦しむ。肉体的にも精神的にも苦しむことで発散できますよ。それで自分自身を取り戻せるというか、休みの日で一人で走る公園でもそれは感じます。
頑張れば必ず夢が叶うってわけじゃない。大事なのは、結果が出なくても人のせいにしないことじゃないかな。悪いときは、つい誰かのせいにするけど違うんです。自分自身に原因があるんです。僕はずっとそう思い続けてきました。
スピードや体格は確かに武器。でもそれがすべてじゃない。大事なのはサッカーを覚えることなんだ。
過去の実績なんてものはどこかへしまって、今を歩む。150点以上ゴールしたのは昔の話。今の僕にはどうでもいいんだ
いつも必ず自分に勝てる人間なんて、そうそういるものではない。大切なのは、自分に負けたとき、「もっと強くならなければ」と願うことだ
言葉から見た、キングカズてこんな人!
小さなことからでも学ぼうとする謙虚な初心者
カズの言葉からは過去を振り返るような言葉はあまり出てきません。
それは自分に輝かしい実績であっても。常に今という時間を精一杯生きてサッカーに対してとても謙虚でいる。
そんな初心者のような好奇心を常に持ち合わせられるのは、どこまでも終わらないサッカーに対する情熱と新しいことや難しいことでも受け入れる柔軟な姿勢があるからだと感じさせられます。
キングカズはいつまでもサッカーボールを始めて蹴った日のような、純粋な初心の気持ちを持っている人だと感じました。
三浦知良の名言からの学び。「過去にとらわれない事の大切さ」
過去の実績なんかいらない!コンフォートゾーンから抜け出せ!
ネットが普及し、変化がめまぐるしいのが昨今の世の中です。
今日の常識が明日の非常識になるかもしれない。そんなこともまんざら大げさでもないくらい、様々なことが流動的です。
過去に自分が成し得た成功体験は自信を与え、多くの経験とノウハウをもたらしてくれます。
しかしそこにこだわり、とらわれすぎると、すぐに時代遅れになってしまう。通用しなくなってしまう。
そんなこともこれからどんどん増えていくかもしれません。
悪いことも。そして良いことも過去は過去です。それらを常に捨て、新しいことに向かっていく。
変化のめまぐるしい現代ではそんな心の持ちようが必要なのかもしれません。
いつも初心者のような新しい気持ちでサッカーに向かっていく三浦知良選手の言葉から
多くを学びました。