ファーブルの名言からの学び。[無知から成長が始まる?]

ファーブル 画像 世界の偉人の名言

見ることは知ることだ。

昆虫記」の執筆で有名なファーブル

実際に昆虫を愛し、死ぬ間際まで観察と研究を続けていたといいます。今日はそんなファーブルが残した名言とそこからの学びを紹介します。

ファーブルてどんな人?

  • 自然と生き物が大好きな少年
  • 教師になる
  • 昆虫記の出版
  • 家族の不運な死
自然と生き物が大好きな少年

1823年に南フランスの小さな村で生まれたファーブル。家が貧しかったこともあり、幼少期は両親の元を離れ、自作農をしていた祖父の家に預けられます。

自然が豊かな環境だったため、ファーブルの身近に生き物がいることが当たり前でした。この幼少期の期間がその後の人生に大きな影響を与えたといわれています。

その後学校へ行くために両親の元に戻りますが、生活は苦しいままでした。それもあってファーブルは学費が免除される師範学校に入学します。周りの生徒よりも一年早く教員免許を取得し、学校も首席で卒業するなど、学問に打ち込みます。

教師になる

学校を卒業したファーブルは小学校の教師となります。

この頃から昆虫の研究を始め、ハチとゾウムシに関する観察結果を科学雑誌に発表したところ、この論文が高く評価されフランス学士院から賞が与えられました。そんなこともありファーブルはよりいっそう昆虫の研究観察に熱中していきます。

教師を続けながら、昆虫の研究をし、また科学を一般の人向けに分かりやすく書いた本も出版するなど、多方面に活躍していました。

しかし独学で業績を残したファーブルに周囲は嫉妬し、ファーブルは学校で孤立していきます。そして最終的には27年も続けた教師を辞めさせられることになってしまいます。

昆虫記の出版

教師を辞めたファーブルですが、科学の本以外にも何冊も本を出版していたこともあり、そこからは文献執筆で生計を立てるようになります。

家も引っ越したファーブルはこの頃から昆虫記の執筆に取り掛かります。

1878年に第一巻が出版されると、約30年の期間をかけて全10巻が出版されました。ファーブルらしく本の体裁は論文ではなく語り口調で書かれており、科学書というよりも文学的な読み物としての評価を集めました。

昆虫記を書き終えたファーブルは91歳で亡くなります。

家族の不運な死

ファーブルは生涯2度結婚し、最初の奥さんとの間に7人、2人目の奥さんとの間に3人、合計10人の子どもをもうけますが、最終的に6人がファーブルより先に病気などで早死にしてしまいます

また1人目の奥さんが亡くなった数年後に人目の妻となる40歳年下の女性と結婚しますが、彼女もファーブルよりも早く病気で亡くなってしまいます。

大切な家族の死により何度も絶望を味わいながらも完成させたのがファーブル昆虫記だったのです。

ファーブルのことば

ファーブル イラスト

現実は常に公式からはみ出す。

学者というのは文句を言いたがるものなんだよ。わたしはこの目で昆虫を見ているんだからね。反対する人は自分で観察してみればいいのだ。きっとわたしと同じ結果が得られることだろう。

自由は秩序を作り、強制は無秩序を作る。

死は終わりではない。さらに高貴な生への入り口である

良心とは、私たちのうちにある最もよいものがそこに集中される精緻な鏡である

私は自分の無知を、そうひどく恥ずかしがらず、わからないことについては、全然私にはわからない、と白状しよう。

忍耐と熟考をもって困難に当たれば、そのたびに成長することができる。

言葉から見た、ファーブルてこんな人!

昆虫が好きだったから不運にも耐えた苦労人

上にも書きましたが、ファーブルは何人も自分の子どもや奥さんを失うなど、耐え難い状況を乗り越えています。また小さい頃から経済的に恵まれてない環境でも、自分で工夫しながら研究を続けました。

ファーブルは昆虫の研究資金を捻出するために、ファーブルは天然植物のアカネから染料成分であるアリサジンを抽出する研究もしており、12年の月日をかけてやっとその技術を発明します。

しかしその後すぐに石油化学を使った、人工的にアリサジンを合成できる技術がドイツで発表され、ファーブルの技術よりもこちらが一般化されることとなってしまいました。彼の長年の研究は無意味に近い結果となってしったのです。染料実験によりファーブルの手は赤く染め上がっていたといいます。

このような報われない苦労も、一言で「虫が好き」という純粋な想いがあったからこそ何度も立ち直り、乗り越えていけたのだと感じます。不運な境遇にもめげない虫への深い愛を持った人がファーブルでした。

ファーブルの名言からの学び。「無知から成長が始まる?」

無知であることを認めることが成長の始まり

ファーブルの虫に対する研究は虫に対する無知が始まりでした。

自分が知らないことを研究し、明らかにしていく、ファーブルの興味の対象は常に生きている虫そのものであり、論文で発表された活字ではありませんでした。

頭でっかち」や「知ったかぶり」などといったネガティブな言葉が日本にはありますが、知識を得るだけでは不十分で、それを活用し行動に移さなければ、本当の意味での「知る」ということにならない。知識だけを溜め込むことはある意味「無知」なのかもしれません。

しかしこの無知の自覚こそ何より大切で、知らないからこそ、そこから知ろうとする行動が生まれ、そこから成長に繋がっていきます。それにはまず自分が「知らない」という謙虚な姿勢を持つことが大切だとファーブルの言葉に触れ感じました。

ただただ純粋に昆虫を愛し研究し続けたファーブルの言葉から、それを教わりました。

今日の英語

Check !

insect・・・・虫

ignorance・・・・無知

タイトルとURLをコピーしました