サッカーに限界など無い。限界が無いからこそ今の僕がいる。
ポルトガル出身のサッカー選手、クリスティアーノ・ロナウド。
現代でプレーする選手の中で圧倒的な実力で活躍。リオネル・メッシと並び称され、数々の記録を築き上げてきたサッカー界のスーパースターです。
そんなクリスティアーノ・ロナウドの名言を紹介し、その言葉たちからの学びである「成長とは小さな積み重ね」について書いていきます。
クリスティアーノ・ロナウドとは?どんな人? 生い立ち・生涯・経歴を紹介
小さな島で生まれ6歳からサッカーを始める
クリスティアーノ・ロナウドは1985年にポルトガルのマンデラ島で生まれます。父親は庭師をしており、ロナウドという名前はアメリカの大統領ロナルドレーガンにちなんで付けられたと言います。
父親が本職のかたわら、地元のサッカークラブの管理を手伝っていたこともあり、ロナウドも6歳からそのチームでサッカーを始めます。
始めた当初は他の子供達と大差ない実力でしたが、暇さえあればボールを触り、誰よりも練習をしていたというロナウドはどんどん上達していきました。
12歳でスポルディング・リスボンへ
体格にも恵まれていたロナウドは地元でも注目される選手になっていきました。そして10歳の時にマンデラ島で最大のチームであるCDナシオナルのユースチームに誘われ入団します。
ナシオナルでも才能が突出していたロナウドは常に上の世代のチームでプレーしていました。幼いながらも島の中でその名を知られていたロナウドは次にポルトガルの名門クラブであるスポルディング・リスボンに行くことになります。
この時のロナウドはわずか12歳で、島を離れてポルトガルの首都リスボンへ母親と移住します。しかし島なまりなど言葉の違いで学校や周りとうまく馴染めず一度は故郷に帰ることもありましたが、またすぐにリスボンに戻ります。
名門マンチェスター・ユナイテッドへの移籍
リスボンに戻ってからは徐々に周りに適応し、チームでもすぐに活躍するようになります。これまで多くのチームメイトがロナウドを「練習の虫」と称していますが、当時から練習後はいつも残って自主練を欠かしませんでした。
17歳でトップチームで初先発すると、2ゴールを奪いクラブ史上最年少得点となる鮮烈なデビューを飾ります。そしてシーズン後に行われたマンチェスター・ユナイテッドとの親善試合でファーガソン監督の目にとまり、その後すぐにユナイデットの移籍が決定しました。
世界的な名門クラブであり、数々の名選手を抱えるユナイデットでもロナウドは早くから頭角をあらわし、2007年のシーズンではリーグ31得点で得点王になり、翌年にはバロンドールとFIFA最優秀選手賞を獲得しました。
レアルマドリードでの活躍とユベントスへの移籍
最高の成績を残し、2009年には子供の頃からの憧れのチームであったレアル・マドリードへ移籍します。
さらに選手として成熟したロナウドは得点を量産し、同じリーグで活躍するリオネル・メッシと毎年のように得点王争いを繰り広げます。個人のタイトルもロナウドかメッシのどちらかが獲得するくらいにこの両選手の成績は他の選手を圧倒していました。
そして2018年に9年在籍したレアルマドリードを離れ、イタリアのユベントスに移籍したロナウド。2019年、34歳になった現在でも新天地でさらなる活躍をみせています。
クリスティアーノ・ロナウドの名言
苦しみのない栄光などない。困難が増せば増すほど、勝利の価値もあがる。
僕だって疲れることはあるけど、練習しないための言い訳を探したことなど一度もないし、これからもない。
謙虚な姿勢で練習にのぞみ、努力を続ければ、結果は自然と生まれる。
僕が何歳か知ってるかい?まだまだ成長過程にあるんだよ。
ユナイテッドに移籍してから、僕は盗めるものは何でも盗んでやろうと一生懸命練習した。そういう小さな積み重ねを成長って呼ぶんだ。
僕にとってサッカーは仕事ではない。神から与えられたものなのだ。
僕は完璧主義者ではないが、物事がうまくいっていると感じられることは好きだ。もっと大切なことは、学ぶこと、向上すること、進化することの必要性を常に感じることができることだ。
言葉から見た、クリスティアーノ・ロナウドてこんな人!
学び続けるストライカー
もともとはスピードとテクニックを生かしたドリブラーだったロナウドですが、近年はストライカーとしてよりゴールに近い位置でプレイしています。
人間離れしたゴール数を記録していた頃と比べ、ここ数年は衰えも感じつつも2018年シーズンはイタリアリーグで4位と初参戦リーグで堂々の活躍をみせています。
チームメイトの多くが「練習の虫」であると語るようにロナウドは常により良くなる努力を欠かさない人。それは彼の「謙虚な姿勢で練習にのぞみ、努力を続ければ、結果は自然と生まれる。」という言葉からも感じ取れます。
サッカー選手としてピークを過ぎながらも活躍するその背景には、謙虚に学び向上しようとする姿勢がありました。
学び続けるストライカー。それがクリスティアーノ・ロナウドという人でした。
クリスティアーノ・ロナウドの名言からの学び。[成長とは小さな積み重ね]
小さな積み重ねが大きな成長へとつながる
今回のクリスティアーノ・ロナウドの名言で印象的だったのが、「ユナイテッドに移籍してから、僕は盗めるものは何でも盗んでやろうと一生懸命練習した。そういう小さな積み重ねを成長って呼ぶんだ。」という言葉でした。
ロナウドは小さい頃から誰よりもサッカーに自分を捧げていました。時間があればボールに触り、一人でも坂道に向かってボールを蹴り練習していたと言います。
また11歳の時にはプロになることを決意し、誰よりも意識高くトレーニングを重ねていました。
持って生まれた才能はあるでしょうが、他を凌駕する長きにわたる練習量と高いモチベーションが今のロナウドをつくっていると言っても過言ではありません。
ロナウドも最初は坂道を相手にサッカーを始めたように、何事も近道などはなく、地道な積み重ねが人を成長させていくのだと、ロナウドの言葉に触れて感じさせられました。
小さな積み重ねが大きな成長へとつながる
サッカー界の歴史に残るスーパースター、クリスティアーノ・ロナウドの言葉からそれを学びました。