ベーブルースの名言からの学び。[不可能を可能にすること]

ベーブルース 画像偉人の名言

三振を恐れてちゃ、 何もできないよ。

野球の神様と言われたベーブルース

ボールや球場など現在よりもホームランになりづらい環境の中でも圧倒的な記録を残したアメリカンベースボールの巨人。

今日はそんなベーブルースの名言を紹介し、その言葉たちからの学び「不可能を可能にすること」について書いていきます。

ベーブルースとは?どんな人? 生い立ち・生涯・経歴を紹介

ベーブルースの名言からの学び。[不可能を可能にすること]のイラスト1
  • 不良少年、野球との出会い
  • 最初は二刀流でプロの道へ
  • ヤンキースへの移籍
  • 少年たちの憧れ

不良少年、野球との出会い

ベーブルースは1895年の2月にアメリカの港町で生まれます。両親は小さな酒場を営んでおり、いつも忙しかったため、あまり子どもたちにかまってやれない状況でした。

そのこともあってかベーブルースは酒、タバコ、万引きなどの非行にはしるようになり、夜も家に帰ってこない時も多かったといいます。

そんなベーブルースを見かねた父親が教会の神父さんに相談したところ、全寮制のセントメリー学校を紹介されます。

セントメリー学校に入ることとなったベーブルースは、そこで運命の出会いを果たします。それが生徒に野球を教えていたアシアス神父です。彼によりベーブルースは野球の才能を見出され、次第に野球に打ち込んでいくのでした。

ベーブルースはこのアシアス神父を生涯の恩師と語っていました。

最初は二刀流でプロの道へ

野球の楽しさを知ったベーブルースは、不良な一面もなくなり学校でも規則正しい生活をするようになりました。

メキメキとうまくなっていったベーブルース。最初はキャッチャーをやっていましたが、15歳の時にピッチャーに転向すると、三振の山を築き、打ってはホームランを連発するなど二刀流として活躍します。

そして19歳の時にスカウトの目に止まり、プロの世界に行くこととなりました。

ヤンキースへの移籍

ベーブルースは入団してすぐに活躍し、メジャーリーグのレッドソックスに移籍することとなりました。

最初は出場機会に恵まれなかったものの、腐らず練習を続けた結果、徐々に頭角を現していきます。そして投手として10勝以上、本塁打も10以上打ちホームラン王を獲得するなど、投打で活躍します。

その後、レッドソックスからヤンキースへ移籍。このころから毎日試合に出場できる外野手になり、打者に専念するようになります。

毎年のように50本を超えるホームランを打っていたベーブルースですが、1927年についに当時の大記録であるホームラン60本を打ち立てます。この記録は1961年にロジャーマリスが61本打つまで30年以上破られませんでした。

少年たちの憧れ

ベーブルースは常に子どもたちの憧れの存在でした。彼自身も子どもが大好きで、サインを求められるとまずは子どもたちからしてあげていたといいます。

晩年は癌に悩まされ、53歳の若さでその生涯を終えます。ヤンキーススタジアムでお別れのセレモニーが行われた時には2日間で15万人以上が訪れ、その半分が子どもたちだったと言われています。

ベーブルースの名言

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三振を恐れてちゃ、 何もできないよ。

簡単でないこともあるが、君にはできる。世界は君のものなのだから。

チームが全体としてどうプレーするかが成功と失敗を分ける。世界で最高の選手を集めても、手を取り合ってプレーしなければ無価値なんだ。

守備の甘いところへ打つのがコツなんだ。 だから俺は場外へ向けて打つ。

簡単ではないかもしれない。 でもそれは「できない」 という理由にはならないんだ。

ストライクを取られるたび、次のホームランが私に近づいてくるのだ。

ファンは、2塁打を3本飛ばすんじゃなくて、ホームランを1本打つのを見に来てるんだ。

諦めない奴には絶対に勝てない

言葉から見た、ベーブルースてこんな人!

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ホームランを打つエンターテイナー

ベーブルースの言葉にもあるように、彼は常にホームランにこだわっていたバッターでした。

それはファンが一番望んだものでもあったからでした。スタンドを指差し打つことを予告したり、病気の少年と次の試合で打つことを約束するなど、ホームランが彼の代名詞になり、人々はそれを見たくて熱狂していたのです。

ベーブルースは圧倒的な記録を残したスポーツ選手だけでなく、ホームラン1発で多くの人を惹きつけるエンターテイナーでした。

ベーブルースの名言からの学び。[不可能を可能にすること]

ベーブルースの名言からの学び。[不可能を可能にすること]のイラスト3

「できる」ことを前提に考える

ベーブルースが打ち立てた記録はそれまで前人未到なものでした。生涯のホームラン数も714本と同時期に活躍した選手(ゲーリッグは493本、フォックスは534本)と比べても圧倒的なものです。

僕がベーブルースの言葉から感じたのは、彼は常に「できる」という思考を持って野球に取り組んでいた。ということです。

誰も到達していない記録には常に、「可能か」「不可能か」という問いがついて回ります。そんな時、何よりも大切なものが前向きなメンタルであり、ベーブルースは記録をせまられる大きなプレッシャーの中、いつも「できる」というポジティブなイメージを持っていました。

まずは「できる」という前提に考える。そしてそれをもとに行動していく。

未知な領域への挑戦にはそんなポジティブすぎるくらいの心の持ちようが必要なのかもしれません。

野球の神様として前人未到の大記録を達成したベーブルースからそれを学びました。

ベーブルースについての本の紹介

今日の英語

  • possible・・・・可能な
  • impossible・・・・不可能な