文字?色? 人はどこから認識する? [視覚の不思議]

言葉とデザイン

 

デザインの仕事をしていると、必ずと言っていいほど文字というものが存在します。

ロゴ、パンフレット、パッケージ、ポスター・・・・

そのもの、事柄を説明するのに文字要素は欠かせなく、

またそれを見やすく伝わりやすくするのがデザイナーの仕事だったりします。

そしてその文字と同じくらいか、それ以上に大切なのがです。

色は使われ方によって、大きく印象を変化させます。

同じ赤でも濃い赤薄い赤では与える印象は全然違うかと思います。

なのでデザインをする上でも色の調整はそのものの雰囲気を形作るものなので、とても大切です。

 

そんな文字

人はどちらの方がより強く認識するんだろうか。。。?

そんな疑問を解決するような有名な実験があります。

それがこちら。

 

 

はい。

よくあるトイレのマークです。何の変哲もありません。

このマークは形は多少違えど世界共通です。なので本当に誰でも知っているマークです。

 

この実験では人は色、形、文字、どれを一番先に認識しそれを元に行動を起こすのかを検証したもので、

上の普通のマークではなく、色を反転したものを用意し↓

 

何も知らない被験者がどちらのトイレに入るのかというもの。

(本当の男性トイレは文字とマークが表記されている方です)

 

 

実験の結果は。。。。

ほとんどの人が、右の女性用のトイレに入ってしまった!

とういう結果になりました。

人は知らず知らずこれまでの経験から、青が男性トイレという認識を持ち、

文字や形よりも、より色を重要視し識別していることがわかりました。

 

色ってとても大事なんですね〜。

街中をみると、道路標識なども色で注意の強弱をつけていることがわかります。

止まれ進入禁止のマークなどの注意喚起が強いものは赤で、

方向などを示し、誘導するものは。飛び出し注意やなど、アクシデント的なものは黄色など。

やはり最初に色でどのレベルの内容のことを伝えているのかを認識し、

そこから、その内容詳細を読み解く。といった順序なんだろうな。

 

 

言葉も深いが、色も深いですね。。。

僕は緑色が好きです。

 

 – Today’s Language – 
色・・・・color

薄い・・・・light

濃い・・・・dark